- デジタル戦略(Web・SNS)
写真に親しむすべての人へ迷わず使えて、やさしい設計。
全国から愛されるフィルム専門店「山本写真機店」さま。複雑な注文システムやBASE連携などで利便性を高めつつ、店舗での温かい接客や写真への誠実な想いがWeb上でも伝わるよう、ブランド接点を再構築しました。
山口県宇部市にて、1946年の創業以来フィルム文化を支え続けている写真機店さまです。現像やスキャニングをはじめ、RAW現像、写真教室まで幅広く展開。その自然な色合いと“ふつう”へのこだわりに共感するファンは多く、「#ヤマプリ」の愛称で親しまれながら、店頭・郵送を問わず全国から注文が寄せられています。
Webサイトを訪れた際、一番に目に飛び込んでくる美しい写真の数々。今回のプロジェクトにあたり、山本写真機店様は掲載するすべての写真について、現像されたお客様お一人おひとりに丁寧にご確認と許可を取られています。
これは単なる素材集めではなく、お店とお客様との間に結ばれた深い信頼関係の証です。私たちは、その目に見えない温かな繋がりや店舗の空気感を、いかにしてデジタルの場でもノイズなく伝えられるかを中心に体験を設計していきました。

大切に撮り切ったフィルムを預ける時、お客様には「どう頼めばいいのか」「いくらかかるのか」といった小さな不安がつきものです。その不安にそっと寄り添い、実店舗での親身な接客をWeb上でも再現するため、さまざまな仕組みを構築しました。
現像やデータ化など、組み合わせによって複雑になりがちなフィルム現像の料金を、誰でも直感的に把握できるシミュレーション機能を実装しました。
初めての方も迷わず利用できるよう、お客様からよくいただく質問を150個洗い出し、丁寧に回答を配置しました。
Web上の体験だけでなく、実際にフィルムを送る際に使用する紙のオーダーシートのデザインも刷新。オフラインの手続きでも世界観が途切れないよう整えています。
RAW現像サービス「ヤマプリデジタル」はすでにBASEで販売されていたため、API連携を用いてシステムを接続。店舗側の運営負担を増やさず、お客様にも違和感のないお買い物体験を実現しました。

お店の顔となるトップページのキービジュアルは、日々の空気感に合わせてお客様ご自身で自由に写真を差し替えられる仕様にしています。
その際、どんなトーンの写真が背景にきても文字が読みにくくならないよう、管理画面からロゴやメニューの色を個別に微調整できる設計を取り入れました。「納品して終わり」ではなく、山本写真機店様の手によってサイトが少しずつ育ち、長く愛される場所になってほしいという願いを込めています。
効率化だけを追い求めるのではなく、関わるすべての人への「思いやり」を形にする。そんな尊いお仕事に伴走させていただけたことを、心から嬉しく思います。

以前のWebサイトはスマホ未対応で、追記を重ねたことで料金やサービス内容も分かりにくく、いくつもの課題を抱えていました。とはいえ、ただ見た目が良いだけのサイトをお願いする気にはなれず、自分で作る時間も知識もなく困っていたところ、弊社のユーザーでもある濱崎さんが勤めていることをきっかけに、「ミトネデザインさんなら写真屋と写真好きの両方が満足できるサイトを作ってくれるかも」と依頼しました。
結果は期待以上で、わかりやすく整理された料金ページ、各サービスの丁寧な説明、写真屋の思いが伝わるデザインに加え、ところどころに遊び心まで…やりたかったことをすべて形にしていただきました。さらにご提案いただいた「よくあるご質問」は、フィルム写真ユーザーにとって辞書のように役立つだけでなく、業界全体にとっても有益なページになったと思います。トップページやニュースページの更新のしやすさも気に入っているポイントの一つです。
また、写真屋では初めて導入した「見積りシミュレーション」は、事前に費用感を把握できる安心感があり、ユーザーにとって非常に優しい仕組みになりました。導入からまだ一か月ですが、費用についてのご相談が減り、お店としても助かっています。
直前になって追加で出てきた変更点にも、最後まで真摯にご対応いただき、本当に感謝しています。今回お願いして良かったと心から思っています。
本当にありがとうございました!
山本写真機店
山本 陽介
client
山本写真機店
area
山口県宇部市
launch
2025年9月
art director
丸山 享伸
photographer
濵﨑 正太郎(mitone design.)
developer
松山 拓未(partner)
まずは
事業の見せ方や、組織の土台づくりなど
あなたの思いを聞かせてください。
今の商いに必要なものを、
一緒に探しましょう。